このたび、藝大フレンズ賛助金助成事業「みろく ― 終わりの彼方 弥勒の世界 ―」を、東京藝術大学大学美術館にて開催する運びとなりました。
釈迦仏入滅。この暗く沈んだ世界に救世の光をもたらす未来仏・弥勒。東アジアで広く親しまれ、日本に深く浸透した弥勒は誕生の地ガンダーラから時空を超え、交易と仏教伝来の道シルクロードをたどってヒンドゥクシュを抜け、天山を越え、海を渡って遥か東方の日本に至っています。
6世紀、その中継地となったアフガニスタンのバーミヤンの磨崖に、像高55メートルの弥勒の大仏(西大仏)が刻まれ、多くの人々の信仰を集めていました。しかし、あいつぐ戦乱の中で、バーミヤンの仏たちは破壊され、往古の姿を失ってしまいました。
本展では、ガンダーラとアフガニスタンの弥勒菩薩像、スーパークローン文化財の技術をもって原寸大復元したバーミヤンE窟仏龕天井壁画の《青の弥勒》を中心に、スーパークローンの敦煌莫高窟第275窟交脚弥勒菩薩像、バーミヤン東大仏天井壁画《天翔ける太陽神》、法隆寺金堂9号壁を一堂に会し、弥勒の道を辿ります。
開催概要は下記の通りです。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
会 期:2021年9月11日(土)〜2021年10月10日(日)
開館時間:10:00〜17:00(最終入場16:30)
※本展は事前予約制ではありませんが、今後の状況により、変更及び入場制限等を実施する可能性がございます。
休 館 日:月曜日、9月21日(火)※ただし9月20日(月・祝)は開館
会 場:東京藝術大学大学美術館3偕
チケット:一般1,000円、大学生700円
※当日窓口販売のみ(前売り券はございません)
※高校生以下及び18歳未満、障がい者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
※藝大フレンズ証にて無料
問い合わせ先:050-5541-8600(ハローダイヤル)
ホームページ:https://www.mirokuten.com/
主催:東京藝術大学、平山郁夫シルクロード美術館、日本経済新聞社
共催:敦煌研究院
協力:雲岡研究院、龍門石窟研究院、麦積山石窟芸術研究所、甘粛炳霊寺文物保護研究所
特別協賛:株式会社ミロク情報サービス
助成:公益財団法人 関西・大阪21世紀協会、一般社団法人 東京倶楽部、公益財団法人 文化財保護・芸術研究助成財団、藝大フレンズ賛助金、
企画制作:東京藝術大学COI 拠点、ユーラシア文化交流センター
※展覧会の開催にあたり、国際オンラインシンポジウムも行います。
「弥勒の道からのメッセージ~スーパークローン文化財で甦ったバーミヤン「青の弥勒」は何を語るのか~」
日時;2021年9月21日(月)13:00~16:30
参加費:無料 お申込み;不要
詳細は上記ホームページをご覧ください。
※写真をクリックしていただくと、ちらし(表&裏)が表示されます。
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