2018年12月13日に東京・日経ホールにて、文化庁・東京藝術大学・日本経済新聞社・中国日本友好協会主催の日中平和友好条約締結40周年記念「シルクロード国際シンポジウム&トークセッション」、および14日に東京藝術大学にて同記念事業「国際研究集会」が開催されました。
講演者のお1人でウズベキスタン国立科学アカデミー芸術学研究所所長のシャキルジャン・ピダエフ氏は、残念ながらご都合により来日をキャンセルされましたが、日中の研究者のシルクロードをテーマとした講演に、多くの方々がお集まりくださり、両日とも盛況のうちに終了しました。
13日のシルクロード国際シンポジウム第1部では、下記4名の先生方が講演されたほか、4K映像「シルクロード・弥勒の道を探る」が放映され、弊学客員教授の前田耕作が解説を行いました。
入澤崇(龍谷大学学長・教授)「シルクロード研究への日本の貢献」
林梅村(北京大学教授)「近年のシルクロード考古学の新発見と研究」
張元林(敦煌研究院敦煌学情報センター長兼同シルクロードと敦煌研究センター長)「敦煌—シルクロード文化の宝庫」
青木健(静岡文化芸術大学教授)「神々のシルクロード−ゾロアスター教、マニ教、キリスト教、イスラーム」
シルクロード国際シンポジウムでご挨拶される敦煌研究院の王旭東院長
(写真提供:シルクロード国際シンポジウム事務局)
「 シルクロード研究への日本の貢献」について講演する入澤先生
(写真提供:シルクロード国際シンポジウム事務局)
「神々のシルクロード−ゾロアスター教、マニ教、キリスト教、イスラーム」について講演する青木先生
(写真提供:シルクロード国際シンポジウム事務局)
4K映像「シルクロード・弥勒の道を探る」について解説する前田先生
(写真提供:シルクロード国際シンポジウム事務局)
第2部では、文化庁長官・宮田亮平氏のご挨拶、弊学の山下靖喬による津軽三味線演奏に引き続き、弊学大学院教授の籔内佐斗司の講演「ほとけの意味とそのかたち」と、いとうせいこう&みうらじゅん両氏によるトーク 「仏像大使、シルクロードを語る」が行われました。
また、14日の国際研究集会では、下記4名の先生が講演され、
国際研究集会で「青海チベット高原での出会い−唐代シルクロード出土の金銀器」について講演する、北京大学教授の林梅村先生
国際研究集会で「敦煌壁画に見るシルクロードの文化交流」について講演する、敦煌研究院敦煌学情報センター長兼シルクロードと敦煌研究センター長の張元林先生
国際研究集会で「砕葉/アク・べシム遺跡発掘調査の新成果」について講演する、帝京大学教授で弊学客員教授の山内和也先生
国際研究集会で「アク・ベシム周辺出土の唐風仏教彫刻」について講演する、弊学特任研究員の森美智代先生